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2008年 07月 14日
記憶がはっきりしてるうちにここのレストランのことを書きたいと思います。
フランスワインの2大産地のひとつ、ブルゴーニュ地方の田舎町、ソーリューという場所にそのレストランはあります。 レストラン『ラ・コートドール』 今の店の名前は、『ルレ・ベルナール・ロワゾー』 ロワゾーさんの料理は、僕ら夫婦が初めて食べた星付きレストランでした。 もう5年前の2003年1月31日のことです。 僕の誕生日が2日後の2月1日ということもあり、うちの嫁さんが僕に内緒で、ホテルのスタッフにお願いして、僕の誕生日のことをレストランに伝えてくれたのです。 その夜の食事中、太陽のような笑顔のロワゾーさんが僕らのテーブルに来てくれて、「日本からお土産のお酒、ありがとう。ちょっと厨房を見に来ないかね?」と言ってくれたのです。 僕はロワゾーさんのところに来る前、『星に憑かれた男』というロワゾーさんの三ツ星を獲得するまでの本を読んでいて、もう舞い上がってしまいました!! 僕ら夫婦はロワゾーさんの後に付いて厨房へ。 なんとそこには素晴らしいカラメルのホールケーキが置いてあったのです。 そしてロワゾーさんから、「誕生日おめでとう!!」との言葉も。 突然のことに涙が出そうになりました。 ロワゾーさんを真ん中に僕ら夫婦と一緒に記念撮影をして頂きました。 その写真は今でも僕ら夫婦の宝物です。 食事が終わってからも、「また来ようね、また来ようね」と話し続けていました。 悲劇は突然、訪れました。 フランス旅行から帰って来て数週間後のことでした。 テレビのニュースを見てた嫁さんが、「ひでっ、ロワゾーさんが!!」と、悲鳴をあげ、泣き出しました。 ニュースでは、あのロワゾーさんが2003年2月24日に猟銃で自殺したと伝えていました・・・・・。 ショックでした。 僕らの記憶にある満面の笑みのロワゾーさんが亡くなるなんて。 次の日、僕と嫁さんはソーリューのロワゾーさんのところにお花を送りました。 それから何度かブルゴーニュへ来ましたが、心の中のロワゾーさんの記憶が変わるのが怖くて来れずにいました。 今回、旅行が当初予定していたよりも2日間も伸び、それならば「ロワゾーさんのところへ食べに行こう!!」と嫁さんと話が盛り上がり、その話をパリの友人にもすると、「僕も行こうかな?」との嬉しい言葉。 話がトントン拍子で進み、パリの友人もご一緒して頂くことに!! フロントでロワゾーさんのお墓の場所を友人に聞いてもらい、向かうもなかなか見つからず、探すこと20分、お墓参りに来ていたおばあさんに聞いて、やっと場所が分かる。 ロワゾーさんは昔と変わらない笑顔のまま、眠っていました。 皆、手を合わせました。 来て本当に良かったと心から思いました。 子供の都合もあって、今日のディナーを僕と友人が。 次の日のランチを、嫁さん一人でということになりました。 20時頃、レストランへ。 「アペリティフを中庭で飲みませんか?」とサービスに提案され、中庭へ。 僕ら夫婦が前に来たときは1月末、中庭には雪が積もっておりまして、入ることが出来ませんでした。 ディナーの途中に見る、ライトアップされた中庭がとても美しく、このことも記憶に残っております。 メゾンアペリティフを頂きました。 クレマン・ド・ブルゴーニュを使ったものだそうです。美味しかったし、色が奇麗でした!! アミューズブーシュ。 エスカルゴのコロッケ、フォワグラ、ホワイトアスパラとラングスティーヌなど。 どれも美味しく、5年前に出たエスカルゴのコロッケには大喜びの僕です。 食事編に続く・・・・。
by hidemikasora
| 2008-07-14 23:26
| フランス旅行 08
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